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やわらかい生活 [DVD 邦画]

     やわらかい生活
監督:廣木隆一 原作:絲山秋子「It's only Talk 」

「やわらかい」を肯定的にとらえるべきか?否か?

この映画はかなり悩ましいです。

掴みどころがなく、ふわふわと形を変える印象の映画です。
確かに「やわらかい」と言えば、「やわらかい」。


一流大学⇒有名企業、とエリート街道をまっしぐらだった主人公の優子。
両親と親友の死をきっかけに、躁鬱病に罹患する。

これまでとはうってかわった蒲田での生活。
お洒落な痴漢・ナイーブなヤクザ・議員を目指す早稲田時代の同級生、
そして突然上京してきた従兄弟・・・
4人の男達との逢瀬と、躁鬱病が彼女の上をゆらゆらと通り過ぎていく・・・


この映画・・・廣木隆一監督はこう語ります。
「がんばらないでいいよ。がんばっている女の子へのエールを送りたい」

どうやら、主人公の優子は、勉強に仕事に恋愛に家族に、とにかく人生に一生懸命で
それに疲れて躁鬱病になってしまった設定のようですね。
そして、男達との逢瀬と自然体の生活で「自分らしく」「やわらかく」生きる術を取り戻した、と。

う~ん。この映画。私は嫌いです。

どうしてコレが女の子へのエールになるんだろう?

「仕事に、家庭に、子供に、それを全部やることは本当に大変。
男よりも女のハードボイルドは半端じゃない。孤独で強い。女の幸せって何?」
って廣木監督は語っていたようです。

それには半分共感。半分大反対。

確かに女性は大変だと思うのよ。
でも、夫婦なら2人で、家族がいるなら家族と協力してやっていけばいいのでは?

家庭も子供も女だけの仕事。仕事したいならそれも完璧にやってからな!
みたいな感じがして、嫌です。監督の発言。

優子に欠けていたのは、人間は一人で生きているのではないって感覚ではないだろうか?

「やわらかい生活」の本体が、同じく傷ついた男達と傷を舐めあいながら
ふわふわと流されて生きるだけって言うなら、そこに癒しなんか求めたくはない。

ラストは、従兄弟役の豊川悦司があっけなく死んじゃう後味の悪さだけれど、
そこには、人生の儚さだけが漂っています。

凄いペシミズム。どこが女の子へのエールなんだろう?

やはり女子たるもの、恋に仕事に、いいトコどりで生きねばね!
少なくても私はこんなエールは要らないです。

原作は芥川賞作品「It's only Talk」
読んでいないんですけど、この映画・・・小説の内容をちゃんと表しているんでしょうか?

 

 


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コメント 4

ビショップ

はじめまして、koriさん。
ブログペットからとんできました。(^_^)

>やはり女子たるもの、恋に仕事に、いいトコどりで生きねばね!
>少なくても私はこんなエールは要らないです。

同感です。

いいトコどりは理想だけど、むつかしい・・・
私の人生は、まず仕事で、次に家庭って感じ。
だからピルのんで体調コントロールしたり、
半端じゃない女のハードボイルドやってます。

だから、

>がんばらないでいいよ。
>がんばっている女の子へのエールを送りたい

なんて、はぁ?って思います。

ハードボイルドな現実と真正面から戦ってるのに、
がんばらないでいいよ、なんて、何いってんの?

そんなエール、いらない、いらない。(^o^)
by ビショップ (2008-01-14 16:31) 

kori

ビショップさんこんにちは(*^-^)

遅レスすいません( ̄ー ̄;

主人公の生き方には共感するけれど、
般化したメッセージにするからイケナイんだよね。

というか・・・
「仕事に、家庭に、子供に」って・・・

ハードボイルドに頑張ることじゃないよね、それって。
要はそれが「生活」なんです、今の時代。

オトコノコもオンナノコと頑張ってくれればOKだと思う
今日この頃です。
by kori (2008-02-17 15:04) 

ビショップ

今の時代のオンナノコの生活、
ハードボイルドだと思います。
がんばらないとダメだから。


その理由の一つには、

>オトコノコもオンナノコと頑張ってくれ

そうそう、それがあるんですよね。


でも私はアテになんかできないなぁ。
頑張れないオトコノコ多すぎだから。

人間は一人で生きているのではない
のかも知れないけど、
一人でも生きていけるぐらいの強さが
ないと、

けっきょくは、
頑張れないオトコノコと傷を舐め合って
生きていくことにもなりかねない。


ハードボイルドのかっこよさって、
自力の強さだと思うから、
今の時代のオンナノコにはピッタリだと
思うのです。(^_^)
by ビショップ (2008-02-21 11:38) 

peco

こんばんわ。お久しぶりです。
この映画は未見ですが、原作の絲山秋子さんの「It's only Talk 」は傑作ですよ。
なんていうか女の子への応援というよりは痛快だった印象ですけどね。
>確かに女性は大変だと思うのよ。
でも、夫婦なら2人で、家族がいるなら家族と協力してやっていけばいいのでは?

同意です。監督の意図が入りすぎているのかなあ。
by peco (2008-03-08 01:53) 

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